最近、日本で受験者が急増しているBULATS(ブラッツ)という英語検定があります。BULATSは、ヨーロッパを中心として普及しているビジネス英語能力テストで、「仕事で使えるビジネス英語力の実力がわかる」との触れ込みで現在注目されています。
BULATSを受けるメリットは、パソコンでビジネス英語の「読む」「書く」「聞く」「話す」四技能を測れることです。実践的なビジネスシーンの英語力をこれから身に付けたい人におすすめの検定テストです。
とはいえ、TOEICでも四技能を測る試験運営が進められていますが、テストが二部式(L&R/S&W)なので、すぐに英語の総合力を判定できないという難点があります。そんな理由から、外資系会社などでは就職採用の際に、BULATSのスコアを求める企業が多くなっています。外資系企業就職や転職をしたいのであれば、BULATSのスコアを持っていると有利になるケースが多いのはこの理由からです。
海外に本社の有る外資系企業とは別に、日本の総合商社もBULATSを取り入れいます。三井物産、三菱商事、住友商事などでは、すでに導入されています。他日本の大手企業も今後どんどん導入を進めていくと思われますので、ますます世間から注目されることは間違いありません。
就職と転職にはTOEIC、社内資格はBULATSという住み分けになるかもしれませんが、TOEICはビジネス英語の基礎部分もあるので大学生には最適な英語資格といえるでしょう。TOEIC700点以下でBULATSを受験しても、テストの構成上かなり難しく感じるのではないかと思います。