留学とは一味違う「青年海外協力隊」は、民間の青年団体が先導し、政治がそれに呼応して発足した歴史の中で発展をして来ました。青年海外協力隊は「各自の持っている技術・経験を活かし、開発途上国の人々のために活動する」国境を越えた取り組みで、経験を活かして仕事、スポーツ、勉強などで国際社会に貢献する取り組みで広く知られています。
開発途上国からのニーズに基づき、それに見合った技術・知識・経験を持ち、開発途上国の人々のために生かしたい、と望む人を募集して、選考訓練を経て海外に派遣をしています。その主な目的は、①開発途上国の経済・社会の発展、復興への寄与②異文化社会における相互理解の深化と共生③ボランティア経験の社会還元で、なかでも、青年海外協力隊は事業発足から50年以上という長い歴史を持ち、これまでにのべ4万人を超える方々が参加してきました。
10月より40~69歳のシニア・ボランテイアの募集が始まりました。日本国籍を持つ方で、活動分野は農林水産、保健衛生、教育文化、スポーツ、計画・行政など多岐にわたります。自分の持っている知識、技術、経験などを生かせるのが JICAシニア・ボランティアの特徴です。派遣期間は通常2年間とのことですが、1ヶ月から参加できる短期ボランティア制度もあるとのことです。
申込みはJICAのホームページから。広島市、岡山市、山口市でも説明会が開催される予定です。