海外看護師資格の留学
●世界で看護師として活躍しよう
現在、日本の正看護師の方を対象とした「海外看護師資格」の取得を目指す留学は、オーストラリアとアメリカに限定されています。オーストラリアのOETと、アメリカのNCLEX-RNを目標として現地の医系語学学校に通学して、これらの検定資格を取得するものです。以前は、この資格を元に、現地で医療インターンに加わり、その後就職をして永住権を取得する方法が一般的でしたが、近年の各国の移民政策による医療就業者制限により、その門戸は狭いものになりました。
オーストラリア/OET看護師留学
◎看護師、歯科医師、薬剤師に役立つ留学
OETテストとは、自国の「正看護師」などの医療専門職資格を活かして、将来、オーストラリアでの就業を希望する海外の医療従事者のために、オーストラリア医療職評議会が認定して、この国の政府認可NPO法人「OETセンター」によって開催される医療英語能力テスト”OET=Occupational English Test”を 示します。
日本人看護師(正看護師)の場合、この試験合格後にインターンシップへの参加と規定の実習を経て、オーストラリア看護協会に正看護師として登録の申請が可能になります。
◎国際的な医療活動に役立つ資格
オーストラリア医系教育機関では、老人介護、障害者介護、保育、リハビリテーション、人間行動科学などの多様な講座が開講されています。この教育を受講することが可能となる海外看護師資格留学は日本人留学生に人気が高く、日本の正看護師資格を持っている方が、オーストラリアの看護師資格への変更を目指すコースとして利用をされてきた経緯があります。1年間程度の現地校の履修コース就学期間でオーストラリアの看護師の資格申請を開始する事が可能になります。医師、歯科医師、薬剤師など医療従事者の皆様の取り組みとしてOETは役に立つ資格として知られてきました。
OETの医療留学について
●OET= Occupational English Test
OETは、外国の医療専門職の方が持っている資格をオーストラリア医療資格に導き、オーストラリア国内での就職を目指すプロセスとしての英語検定テストです。このテストは、医療の専門的な内容をもとに「リスニング、スピーキング、ライティング、リーティング」の4スキルで構成されて、医療関係従事者に対応した問題で構成されます。
この検定試験に合格する道筋として、IELTSが取り入れられています。しかし、OETの方が医療関連事項に適正に特化している実情から、医療関係者にとって取り組みやすいというメリットが示されています。作業療法士、看護師、栄養士、薬剤師、理学療法士などの方々が受験の対象者とされています。
アメリカ/NCLEX 看護留学
看護師は先進国諸国どこでもが日本と同様に不足しているのが現状で、アメリカも例外ではありません。アメリカの看護師資格は、この資格ライセンスが各州の認定事項であるために、州によって資格条件がは異なりますが、基本的にはNCLEXと呼ばれる正看護師試験を受験して、これに合格する事が必要になります。
NCLEXに合格した後に、地域の看護協会に登録を行い、その後に永住権取得と現地就職へと向かうのが一般的です。NCLEXを受験するためには、現地看護協会の審査を通過して受験資格ATTを取得することからスタートします。
◎この留学コース対象となる方
日本で既に正看護師免許を取得している人で3年以上の就学経験をお持ちの方
◎州により異なる看護師資格申請
NCLEXを受験するためにはATT手続きに加えて、CGFNS 認定合格をする必要があります。カリフォルニア州は、2012年以降よりこの規定が厳しくなる傾向が報告されています。イリノイ州、ニューヨーク州ではCGFNS が免除される審査プロセスがあるため、これらの都市の看護師資格取得プログラムに参加することができます。
看護師資格取得後に、他州へのライセンスに切替をすることが可能です。
ニューヨーク看護師資格留学
ニューヨークでアメリカ看護師資格にチャレンジをするプログラムです。現在、ニュヨーク州は州の規定により、外国人である看護師資格の所有者がNCLEXを受験して現地の看護師資格を取得することが可能です。
International Nursing Progr★看護師資格NCLEXロードマップ
●入学条件
高校卒業以上、看護師経験3年以上、大学の看護科卒業。
●プログラムの概要
このプログラムには多くの方が参加されています。その半数は30代前後の女性が中心です。同じ目的を目指した同世代の仲間と励まし合いながら学習できるのが特徴です。
看護師になるにはIELTS 英語検定試験が義務づけられ、就労ビザや永住権申請においても英語力の証明が必要になってきます。従って一定の英語力を効率よく培う必要があります。
また、アメリカ看護師試験資格=NCLEXをパスするためのさまざまな講座が総合的にがカリキュラムに組み込まれており、多くの学生はNCLEXには複数回の受験でパスし、卒業後は一定期間アメリカで合法的に働けるCPTの取得が可能になります。
米国は実務経験のある外国人看護師に永住権を発行する場合があり永住権取得(米国グリーンカード取得)の可能性があります。就職後に、永住権の申請手続きに進む人も少なくありません。
NCLEXを受ける前に、NY教育局に提出しなくてはならないCGFNS (Commission on Graduates of Foreign Nursing School)の審査書類のレビューに加え、面接とレジメ(履歴書)の書き方の指導など、資格取得のみならず、就職斡旋までのサポートがあるので安心です
授業とコースの概要
●入学:毎週月曜日
前半 月~木 ESL 金NCLEX
後半 月~木 IELTS/TOEFL 金希望によりNCLEXコースをリピート
★NCLEX対策コースには、医学専門用語/医学法/発音矯正の講座も含みます。
●NCLEX-RN
NCLEXとは米国看護師資格です。日本でも看護師として働くのにRN資格が必要なように米国でもこのNCLEXが必要になります。
様々な看護知識を問う状況設定問題をコンピュータにて解いていく形式の試験があります。NYではテストを受けるには必ずCGFNSからテスト許可を貰わなければいけません。日本では国家試験ですが,米国では州試験ですので州ごとに実施しています。
●CGFSN
New York State Education Department (NY 教育機関 ) は海外の看護師には NCLEX を受ける前に資格認定の検定を Commission on Graduates of Foreign Nursing School (CGFNS)にて受けるように義務づけられています。
NYで提出する場合は英語の検定がいりませんので書類の提出のみで構いません。SSNも必要ありません。
ニューヨーク看護師資格取得・就職のながれ
1.ELS英語プログラム
このプログラムでは、最初の1学期に会話英語や基礎英語を集中的に学びます。このプログラムでは速く効果的な英語を取得出来るかにポイントが置かれており、効率よく、実践で使える英語を1学期かけて確実に身につけます。
2. NCLEXプログラム
NCLEXとは米国看護師資格です。日本でも看護師として働くのにRN資格が必要なように米国でもこのNCLEXが必要になります。様々な看護知識を問う問題をコンピュータにて解いていきます。講師は現役看護師で、NCLEXに合格するためのポイントを集中的に行います。プログラムは1学期目に組まれており、全部で20週間のプログラム内容になっており、希望により2学期目からもプログラムをもう一度取ることも可能ですので苦手な点も克服できます。
3. IELTSプログラム
TOEFLに似た国際英語検定試験の1つです。IELTSは看護師として働くためのビザを取得する際に6.5のスコアが求められます。当プログラムでは2学期に集中講座を設けており、準備して試験に臨みます。
4. CGFNS 審査書類
Graduates of Foreign Nursing School = NY 教育機関が、海外の看護師に NCLEX を受ける前に義務つけている、書類審査。書類のそろえ方などを厳密に指示します。
5. レジュメと面接の準備
実際の面接とレジュメ(履歴書)の書き方をサポートしています。面接は英語で行われるので、よりスムーズに受けれるように練習をします。よく聞かれる質問の受け答えの対策をします。レジュメも採用結果にかかわりますので、万全の体制で面接を受けれるようにしっかりとサポートします。